森田式精神健康法の極意

精神科医である森田正馬氏が開発した精神療法は、世界中で高い評価を受け、活用されています。その森田式の精神健康法の極意についてお話しします。

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森田式精神健康法の極意

森田式精神健康法という本


ずばり「森田式精神健康法」という本があります。これは三笠書房の知的生き方文庫として1986年に出版されたもので、長谷川洋三氏の著作となっています。


概要としては、「本当の人間の姿を見ようとすれば、自分を抑圧しているものを自分で克服しなければなりません。この闘いは苦悩に満ちていて、こうした苦悩の代表的なものが神経質症です。神経質症は人間性を解放するための関門でもあって、この関門通過を補佐するのが森田療法です」と著者は記述しています。


構成は 「ノイローゼの現代相」、「森田療法に学ぶ」、「対人関係の根本問題」などからで、森田式理論学習の入門書としては最適だと思います。


本書のプロローグでは、朝日新聞」の記事紹介を通じて反響調査が語るノイローゼの現代相を第1部として始まり、第2部では、森田療法の基本となる、神経質の特徴(あるがままの要点)、自然現象としての感情、不安を活かし方、行動が感情を養う、行動と注意の転換、マイナスの循環をプラス循環へ転換させる、性格は変えられる、行動の原則とチェックポイント、などがわかりやすく書かれています。


第3部では、対人関係の根本問題に入り、自立と感謝、信頼による親密な人間関係、話し上手より聞き上手、などが書かれ、第4部では、森田療法を医療の場から学習の場に活かすための自己新教育の新しい道について書かれています。1974年に初回版がありましたが、これはその改定版となっています。


森田式精神健康法の極意

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